頭痛の原因と対策

キレイラボディ(もんもん整骨院)では、頭痛の発生原因をカウンセリングで探り、適切な施術とアドバイスにより緩和に導きます。

このページでは、当院の見解を含めた、頭痛に関する様々な情報を発信していきます。

頭痛でお悩みの方は、まずはお気軽に当院までお問い合わせください。

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「機能性頭痛」と「症候性頭痛」

頭痛は、大きく「機能性頭痛」と「症候性頭痛」の2種類に分けられます。

「機能性頭痛」が、すべての頭痛の9割を占めています。

【機能性頭痛】とは?
他の症状を伴わない頭痛(時に吐き気や、めまいといった不快症状を伴う場合もある)のこと。

日常的に感じる頭痛のほとんどは、脳に何も異常がみられない機能性頭痛で、これは筋緊張性頭痛(緊張型頭痛)や片頭痛群発頭痛が含まれます。

「筋緊張性頭痛」とは?

現代人の国民病で、慢性的に起こる頭痛のなかでも日本人にもっとも多くみられるもので、後頭部から首筋にかけて、締め付けられるような痛みを起こすのが特徴です。

また「こめかみを万力で締め上げられた痛み」を自覚することもあり、だらだらとした痛みが連日、長期間続くので厄介です。

性別やや女性に多い傾向
年齢中高年
原因肩こりを伴う。精神的ストレスや不自然な姿勢により、後頭部から首筋にかけての筋肉が緊張し血流が悪化するため。

何かのきっかけである日突然始まり、痛みはそれほど深刻ではないものの、鎮痛剤が効きにくいので、鎮痛剤の連用によってさらに頭痛を悪化させることもあります。

筋肉が緊張して血流が悪くなると、筋肉内に乳酸やカリウム、あるいはブラジキニンといった、痛みの原因となる物質が増加します。

これらが刺激となって、交感神経(外部の刺激に無意識に反応して身を守る神経)の緊張をもたらし、頭部や頸部(首)の筋肉を収縮させ、さらに血行を悪化させるのです。

この結果、“はちまきで締め付けられるような頭痛”が長時間にわたって続きます。

また天候によって影響を受けることもあり、曇りや雨の日に頭痛を訴える方が多くいます。

筋緊張性頭痛が起こっているときには、疲れ目や倦怠感、ときには体がフワリと浮くようなめまいが起こることもあります。

これは、頭や首を支える筋肉が収縮するため、頭の位置が正確に脳に伝わらないためです。

また、日本人体型(頭でっかちで首が細くなで肩)も、頭痛の原因のひとつです。

私たちの頭は意外と重く、5キロ以上の重さがあります。

その頭を細い首で支えているのですから、その負担はかなりのもので、「不二家のペコちゃん」のような体型が肩こりの大きな原因です。

★チェックリスト

自覚症状があるものに✅してください。

  • 頭痛が始まった時期がはっきりしない
  • 後頭部から首筋にかけて、また両側の前頭部や側頭部が痛む
  • ほとんど毎日痛みが起こり、多くは夕方に痛みが強まる
  • 肩こり・目の痛みなどを伴う
  • 吐き気を伴い、夜中に痛みで目が覚めるということはない
  • 首を急に回すとめまいを感じることがある
  • 後頭部を温め、入浴することで痛みが和らぐ
  • 飲酒によって痛みが和らぐ
  • 激痛ではなく頭重感や鈍痛が長時間続く
  • ストレッチや散歩など軽い運動をすると痛みが軽快する

あなたはいくつ当てはまりましたか?!

✅が多ければ、「筋緊張型頭痛」に該当する可能性が高いです。

筋緊張型頭痛と片頭痛が併発するタイプ

筋緊張型頭痛の痛みは比較的軽く、頭全体を締め付けるような痛みであるのに対し、片頭痛の痛みはズキンズキンと脈打つような激しく痛むのが特徴です。

慢性頭痛の患者さんの多くは

「自分の頭痛は緊張型頭痛のようでもあるし、片頭痛のようでもあるし、どちらなのか分からない」

「締め付けられるような痛みが継続し、時々ズキズキと激しい痛みに襲われる」

と訴える方が多く、緊張型頭痛と片頭痛が合併した頭痛に悩む方が多いのも事実です。

【なぜ2つの頭痛が合併するの?】
筋緊張型頭痛の原因である「ストレス」が片頭痛を招くので、筋肉の緊張から血流不足になると、それを補うために血管が拡張し片頭痛になる、という考え方です。
このタイプの頭痛に悩む患者さんは、片頭痛の苦しさから逃れるために、ついつい鎮痛剤を多く飲んでしまいがちです。
鎮痛剤の連用は慢性連日性頭痛を招き、頭痛を一層こじらせることになりますので、要注意です。

「頭痛性格」とは?

パソコンを長時間扱う人に良く見られる、テクノストレスが原因の筋緊張性頭痛も増えています。

眼精疲労や仕事中の猫背・運動不足なども、複雑に絡み合っています。

また、神経質・几帳面・心配性・完璧主義などを「頭痛性格」と呼び、密接な関係があります。

精神的ストレスから筋緊張型頭痛が引き起こされる過程では、交感神経の過度な緊張も原因となります。

ストレス反応では脳が刺激を受けて、自律神経のうち交感神経を興奮させます。

体を緊張させて活動性を高める交感神経が過度の緊張をきたすと、血管が収縮し血流が悪くなり、筋肉にコリが生じます。

そして頸部(首)の筋肉にコリが生じ、頭痛が発生するのです。

交通事故やケガによる頭痛

頭痛は外傷によって生じることもあり、原因はスポーツ外傷や労働災害、交通事故など様々です。

「ちょっと頭を打った程度」の外傷でも、後頭部から首筋にかけて鈍痛が現れ、頸部が張って、首が回らないような感じになることがよくあります。

その典型的な例が、ムチウチ症(外傷性頚部症候群)です。

大したことはないと思って安静を守らなかったりすると、しばしば頑固な肩こりや頭痛が長期にわたって持続し、治療も難しくなります。

鎮痛剤に依存しすぎると、危険

頭痛があるからといって、むやみやたらと鎮痛剤を服用していると、かえって頭痛が慢性化してしまうことがあります。

これを薬剤誘発性頭痛といいます。

薬局で簡単に入手できる市販の頭痛薬は、上手に用いれば有効ですが、長期にわたってこれを連用した場合、痛みの調整系がコントロールを失って痛みの閾値(痛みを感じる程度)が低下し、複雑な頭痛を起こしやすくなってしまいます。

つまり、もともと単純な筋緊張型頭痛であったものが、消炎鎮痛剤の連用により、例えば片頭痛のような片側性の痛みをもたらしたり、痛みの部位や強度が複雑化して治りにくく、頭痛の起こる頻度を高めてしまう事にも繋がります。

薬剤誘発性頭痛に陥らないためには、まず鎮痛剤の服用を週に3回までと制限することです。

そして、姿勢や食生活を見直し、血液循環を良くしていくことが、筋緊張型頭痛を改善する1番の近道です。

頭痛を引き起こす原因物質を取り除く

食品添加物から起こる頭痛

  • 燻製品に含まれている発色剤や防腐剤(亜鉛酸塩)
  • グルタミン酸(旨味成分)の大量摂取:チャイニーズレストラン症候群
  • 冷たいものを食べた時に起きる頭痛:アイスクリーム症候群
  • アルコールから起きる頭痛:二日酔いに伴う頭痛
  • 赤ワインに注意(ヒスタミンが多く含まれ頭痛を起こしやすい)

頭痛を誘発するその他の食品

【片頭痛や群発頭痛などの「血管性頭痛」を引き起こしやすい食品】

チーズ・チョコレート・柑橘類:チラミン、B-フェニルチラミンなど「血管作動作アシン」が発痛する原因物質です。

また、卵や豚肉、バナナやキャベツ、アボカドなどが誘発するとの説もあります。

体調の変化や環境から起こる頭痛

ストレスによるセロトニン(幸せホルモン)の減少 ⇒ 片頭痛の原因

セロトニンは、血管を収縮させる働きを持っています。
また精神状態を活発にし、鎮痛・鎮静作用をもたらします。

セロトニンが不足すると、痛みを感じやすくなり、ささいなことで不安に感じたり、うつ状態に陥ります。

セロトニンは、脳でメラトニンという睡眠を促す物質へ変化し、減少すると睡眠不足となり頭痛の原因にもなります。

セロトニンの90%は腸で作られており、腸内環境を整えると良いです。

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女性ホルモンの増減も関与

女性ホルモンは、女性の健康に欠かせない一方、頭痛の誘発にも関与しています。

慢性的な頭痛を持つ女性が妊娠中だけ頭痛が軽快したり、起こりにくくなってしまうというケースもあります。

これは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の増減が脳の血管に作用するからだと考えられています。

また頭痛は、更年期障害の代表的な症状で、この場合はエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少することが原因と考えられています。

ある特定の動作で起こる労作性頭痛

  • 急に重いものを持ち上げた時
  • 急に咳き込んだとき
  • セックスのとき

気圧・湿度・気温の変化で起こる頭痛

低気圧が近づくと、きまって頭痛を起こす方がいますが、気圧だけではなく、前日と比べて気圧や湿度が低く気温差が大きい場合、頭痛が起こりやすいとのことです。

片頭痛の発作は春先に起こりやすいとよく言われますが、これは気温が上昇することによって人間の皮膚温も上昇し、これに伴って、頭皮の血管が拡張することによる考えられています。

これらは、体がその状態に慣れてくることによって自然に軽快します。

片頭痛について

★チェックリスト

次に挙げた項目は、片頭痛の特徴です。
あなたが自覚する症状に当てはまるかどうか、✅してみましょう。
該当する項目が多ければ片頭痛が疑われます。

  • 午前中に痛みが起こりやすい
  • 毎日ではなく月に数回痛みが起こりやすい
  • 週末など睡眠を取りすぎた翌朝などに起こる
  • 春先に発症することが多い
  • 吐き気や嘔吐を伴う
  • 痛みに左右差がある
  • 主に側頭部に拍動性の痛みがある
  • 前頭部が痛むことがある
  • 飲酒によってさらに痛みが増す
  • 入浴などによって温めると痛みが増し、冷やすと痛みが和らぐ
  • 軽い運動でさらに痛みが増す

片頭痛はこうして起こる

【30代女性の5人に1人が片頭痛】

片頭痛は、機能性頭痛の中でも、筋緊張型頭痛に次いで多い「ズキンズキン」「ガンガン」といった強い痛みに襲われ、吐き気なども伴う大変つらい頭痛です。

また痛みが始まる前に、何らかの前兆があるのが一般的です。

片頭痛はその名の通り、頭部の片側のこめかみから目のあたりに痛みを生じますが、いつも右だけ・左だけといった痛み方をする人は少なく、ある時は右、またある時は左と痛みが生じます。

あるいは、両側のこめかみや後頭部に生じることも見受けられます。

脈打つような激しい痛み(拍動性という)が起こりますが、この痛みがひどくなってピークに達すると拍動性がなくなり、持続的な痛みへと変化していきます。

片頭痛は一般的に思春期から更年期にかけて発症しますが、圧倒的に女性に多く、30代の女性の2割が片頭痛だと言われています。

また、出産をきっかけに片頭痛を発症することもあります。

さらに、原因はわかっていませんが、片頭痛を起こしやすい体質は遺伝する傾向があります。

父親よりも母親の影響が強く、母親が片頭痛持ちだった場合、娘では70%に、息子だと30%に片頭痛がみられるとする報告もあります。

片頭痛は、脳血管が拡張することによって血管の周囲に炎症が起こることで、引き起こされます。

月に数回の発作が継続的に起こる

片頭痛発作は、緊張型頭痛のように毎日起こるのではなく、月に1~2回、多いときで週に2~3回発作的に起こります。

一度痛みが起こると、数時間から三日間ほど続き、その間は仕事が手につかず、しばしば嘔吐を伴い、ひどいと寝込まずにはいられなくなります。

ただし、嘔吐したり十分な睡眠をとったりすることで、多少痛みは軽くなります。

痛みの頻度は「緊張型頭痛」よりも少ないものの、痛みのレベルは片頭痛の方が強く、我慢できないほどの痛みを訴える人も少なくありません。

また片頭痛の場合、階段の上り下りなど日常的な動作をしただけで痛みが増大したり、音や光に対して過敏になったりするので、大きな音や眩しさを感じるようなところでは、頭痛が一層ひどくなる特徴があります。

片頭痛の発作が起こったら、暗くて静かなところでじっと体を休めているのが望ましいと言えます。

さらに片頭痛の場合、温めると痛みが増し、冷やすと痛みが和らぎます。

片頭痛が起こったら、痛みの激しい部位を市販されている化学保冷剤(アイスノン・ジェルシート・冷えピタなど)で冷やしましょう。

血管が縮まって痛みが和らぎ、炎症がおさまります。

また、入浴の時に浴槽にしっかり浸かって全身を温めると、普段と全く変わらない状態に戻るため、痛みを感じた時の対処法を知っておくことが重要です。

前兆と予兆で発作を予測

片頭痛の発作が起こる前に、なんらかの前触れがあることがあります。

これらの前触れを把握しておくと、対策が立てやすくなりますが、片頭痛の人すべてにこれらの前触れがあるわけではなく、だいたい2割程度だと言われています。

片頭痛の起こる数時間前、1〜2日前に現れる体調の変化が予兆です。

情緒不安定、うつ状態、生あくび、食欲の変化、体のむくみ、めまいなどがみられます。

また言葉が出にくくなったり、手足の動きが悪くなったり、つまずきやすくなる症状などを自覚することもあります。

前兆は、片頭痛発作の直前にみられます。

前兆として最も多いのが、視覚障害の「閃輝暗点(せんきあんてん)」です。

例えば、本を読んでいるときに視界にチカチカとした光(閃輝)が現れ、まぶしいギザギザの線となって拡大に元のところが見えなくなる(暗転)というものです。

このような前兆が起こっているときには、頭痛はありませんが、前兆が終わると激しい頭痛に襲われます。

予兆があっても、前兆なしに頭痛が始まる場合もあれば、予兆なく、前兆から頭痛が始まる場合など、さまざまなパターンが報告されています。

さまざまなストレスが関与する

片頭痛の誘因は多岐にわたり、ストレス・ホルモンの変化などが引き金となって起こると考えられています。

そのうち、ストレスは片頭痛の大きな誘因となります。

片頭痛は、忙しい仕事から解放された週末などに起こりがち。

一気に緊張が緩んだり、ストレスから解放されたりすると、頭の内外の血管が拡張し、片頭痛が発生するのです。

ストレスを受けているときは、血管が緊張しているために片頭痛は起こりませんが、ストレスから解放されると血管が緩み、片頭痛を起こすのです。

このように、片頭痛は血管の収縮に引き続き血管が拡張することによって、その周囲の神経が刺激を受けて引き起こされます。

日ごろから気分転換するなど、ストレスをためない事が重要です。

また、一般的に睡眠不足だと頭が痛くなるものですが、片頭痛は睡眠のとりすぎで起こることが多いです。

昼寝などをした後に頭が痛くなる人は、寝すぎないようにご注意ください。

さらに忙しい平日の睡眠不足を補うような、休日の「寝だめ」も片頭痛発生のきっかけです。

発生時は、安静にすることで軽減するので、痛みを感じた時には横になり、ひと眠りするのは有効ですが、睡眠をとりすぎると、再び激しい頭痛にさらされることもあるので、くれぐれも寝すぎないようにしましょう。

さらに、光や騒音なども誘因の一つ。

外出時には、騒音・換気の悪い場所・香水の強いにおい、暑さ・乾燥・日光など、頭痛を引き起こす多くの誘因にさらされます。

雑踏や騒音の激しいところ、換気が悪いところは避けるようにし、光の刺激で頭痛を引き起こしやすい方は、サングラスを携帯するようにして、これらの刺激にさらされないようにしましょう。

排卵後や月経直前の頭痛

一般的に頭痛は女性に多く、特に片頭痛は思春期以降の女性に圧倒的に多くみられます。

片頭痛には女性ホルモンの周期があり、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった性ホルモンの量が、排卵や月経時に大きく変化します。

このようなホルモンの変化が、頭痛に関係します。

女性の頭痛の約60%が月経と関連性があるとされ、多くは月経前後に起こっています。

また約15%の頭痛は、月経の間だけに起こるともいわれています。

このように、月経周期に伴う頭痛の発生は、エストロゲンの急激な減少が原因と考えられています。

妊娠中や閉経後は片頭痛の発作が起こらなくなりますが、これは月経に伴うエストロゲンの急激な変化がなくなり、ホルモンが安定するためだと言われています。

女性の片頭痛の発作は、初潮を迎えた頃から始まることが多いとも知られています。

また、エストロゲンを含む経口避妊薬(ピル)が、片頭痛を誘発することもあります。

血管の収縮、拡張に関与するセロトニン

片頭痛は、頭部内外の“血管の収縮に続く拡張”によって起こると考えられています。

血管が拡張すると、その周囲の神経が刺激を受けて、頭痛が生じます。

血管の収縮と拡張に関連しているのが、セロトニンという物質です。

セロトニンは、血液の血小板の中に含まれている活性物質で、動脈を適度に引き締めて収縮させる働きがあります。

このセロトニンが、何らかの原因で血小板から大量に放出されると、血管の収縮が起こります。

このとき、血管収縮によって脳の血流も減少するため、閃輝暗点などの前兆が起こるのです。

その後、血管収縮を引き起こしたセロトニンは、代謝(体内での処理)されて急激に減少し、血管の収縮効果が消え失せてしまいます。

すると今度は血管が過度に拡張し、片頭痛が引き起こされます。

これを片頭痛の「血管説」と呼びます。

片頭痛の、あの「ズキンズキン」とした激しい痛みは、そんなセロトニンの働きからも生じるのでしょう。

片頭痛の発作中にしばしば吐き気や嘔吐を催すのは、セロトニンによって、血管周りにある「嘔吐中枢神経」が刺激されるためと考えられます。

その他に「神経説」や「三叉神経説」などもあり、現段階では、まだ結論に至っていないのが実情のようです。

片頭痛撃退法について

一杯のコーヒーが片頭痛をやわらげる(軽い頭痛の時にオススメ)

コーヒー・紅茶などに含まれるカフェインには、脳の血管を収縮させる働きがあることから、血管の拡張を抑えて片頭痛の痛みをいくらか軽減させます。

カフェインには、脳の働きを高めたり、筋肉を収縮させて疲労を改善したりする働きもあり、リフレッシュ効果をもたらします。

ただし、カフェインによる片頭痛の軽快は、コーヒーなどを常用していない人にのみ効果があり、カフェインを日常的に多飲している人(一日500mg以上のカフェイン摂取)が急に中断すると、その反動として起こる片頭痛があります。

これを「カフェインの禁断性の頭痛」といいます。

片頭痛を引き起こす食品を食べないように・・・

食品に含まれる様々な成分も、片頭痛の誘発因子として考えられます。

アルコールやチラミン、β-フェニールチラミン、亜硝酸塩などを多く含む食品が、片頭痛を引き起こす可能性があるとされています。

具体的な食品としては、赤ワイン・チョコレート・チーズ・柑橘類などです。

実際に欧米では、片頭痛患者の5~25%が、これらの食品摂取後に発作を起こしていると報告されています。

しかし日本人の場合、食品との関連性は確定していません。

とはいえ、血管拡張作用のある食品を治療中に摂ることは、控えてくださいね。

マグネシウムを日ごろから摂取し片頭痛予防しましょう

片頭痛の発症は、“マグネシウムの欠乏”が何らかの影響を与えると考えられています。

元来、日本人はマグネシウムが不足しがちです。

日本では、栄養素としてミネラル類の中でカルシウムばかりが重要視され、マグネシウムは軽視される傾向にあります。

片頭痛を引き起こす誘因である、ストレス・月経・飲酒などは、輪をかけてマグネシウムを欠乏させます。

マグネシウムには、心臓や血管の働きを正常に保ち、神経を安定させる働きがあり、欠乏すると血管が過剰に収縮・拡張します。

マグネシウムを多く含む食品は、ヒジキと黒豆です。

その他、アーモンド・カシューナッツ、大豆系、ほうれん草、インゲン、柿などにも多く含まれています。

これらの食品や市販のマグネシウムサプリメントを利用して、一日400mgを目安に摂取すると、3~4週間後には片頭痛発作が起こりにくくなるとの報告もあります。

当院の根本頭痛治療とは・・・

  • 頭痛の原因を探すため、予診票にご記入いただき問診。
  • 頭痛の原因となりやすい「肩こりや猫背」「精神的ストレス」等により、姿勢が不自然になっていないか分析。
  • 「InBody」体組成計にて体内バランスを確認し、さらに頭痛の原因を探究。
  • 頭痛の原因となりうる、食事の内容・一日の水分摂取量を伺い、食事内容・回数・水分量まで、栄養学の面から指導。
  • 「腸活=ファスティング」により、頭痛が改善していくお話。

腸活とは:腸に消化活動を休ませること

食べた物が消化・吸収を経て、体外に排出されるまでにかかる時間は、お米やパンなどの炭水化物で2~3時間、肉や魚などのタンパク質で4~5時間、粘土の高い脂肪などでは7~8時間もかかります。

【胃】
胃の中に入った食べ物は、胃液と混ざってお粥状態になります。
食べ物が胃に滞在するのは、平均2~3時間。
お肉や天ぷらなど、脂肪分の多い食べ物は4~5時間かかります。

【小腸】
小腸は体の中で一番長い臓器で、伸ばすと全長6~7メートル。
内側の粘膜を広げると、テニスコート1面くらいになると言われています。
胃から送られてきた消化物を、5~8時間かけてさらに細かく分解し、水分と栄養分の80%を吸収します。

【大腸】
大腸の長さは、1.5メートルほど。15~20時間かけて、小腸で吸収されなかった水分を吸収します。
繊維質などの残りカスは、徐々に固形化されて便となります。

水分不足による頭痛

体内に必要な水分が不足すると、血液がドロドロの状態になり、血流が悪くなると頭部の血液循環が悪化し、血管が拡張し、周囲の神経を刺激することで頭痛となります。

あまり知られていない、水分不足による頭痛。
一日の水分量も大切です。
皆さま、水分はちゃんと飲めていますか?
ちなみに、アルコール・お酒は水分ではありませんよ。
一日に必要な水分量は、1.5ℓ以上~2ℓとされています。

ご予約・お問い合わせの際は「ホームページを見た」とお伝えください。0467-91-0808受付時間 9:00-19:00 [ 土・祝日は9:00-13:00/木曜午後・日曜定休 ]
★駐輪場、駐車場3台有り

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